MISSION STORY ミッションストーリー

働くという言葉を眺めてみると、
そこに込められた本来の意味が見えてきます。

人が動く、と書いて働く。または、傍を楽にする、という意味で働く。人が、人のために動くこと。それが、働くことの本質とするならば、そこには、人の幸せを生む喜びがあり、人が生きていく理由や希望となるもの。それが、「はたらく」の本来のあるべき姿だと思うのです。いっぽう、今、社会に目を向けてみると、なにやら働くことが、息苦しい存在として捉えられている気がします。義務感で食うために仕方なく働いている。働いたら負け。こういった言葉が飛び交う社会は、負の空気が漂う社会。生きるために働いていたはずが、働くことで死に至る人がいる。こういった現象が頻発する社会は、どこか病んでいる社会。働く大人が疲弊する姿を見た若者は、大人になりたくないと願う。こういった意識で満ちた社会は、未来に希望が持てない社会。働くことへのネガティブな感情が、働き手や労働意欲の減少など、長らく続いている社会問題の根本原因になっている。働くことや就労感を本来のあるべき姿へと変えていくことは、つまり社会からの要請でもあるのです。
私たちユースグループは、2005年に人材派遣業を生業として始まった企業です。働き手と働き口をつなぎ、人が働く姿を、最も近い場所から見続けてきました。だからこそ、私たちは思います。現在の負の就労感覚に真っ向から立ち向かうこと、それが、私たちが果たすべき使命だと思うのです。

鍵は、はたらくという行為の
可能性を拡げること。

働き手には。「こうでなければ働けない」という固定観念を覆す、柔軟な働き方を提示すること。雇い主には、「こうでなければ仕事が稼働しない」という固定観念を覆す、柔軟な労働条件を提示すること。人の数だけ、働きかたがある。はたらくの可能性は、人の数だけある。あらゆる働き方が可能になり、誰もが望み得る働き方が実現し、その上で、働きがいや、金銭面だけではない、働く意味や意義を報酬として得られる世の中を実現したいのです。そして、私たち自身が、働く本当の目的を見据えて、いきいきと人生を楽しむ姿を体現していくこと。そんな人生で得た喜びを、世の中の働き手にも伝えていくことも大切な原動力となるはずです。働かないと生きていけない。この言葉の本当の意味は、労働で得るお金だけの話ではありません。やりがいや、夢、目標、誰かが幸せになる姿、そういった、人が、人らしく生きていく上で欠かせないものを得ることができる、という捉えかたができる世の中をつくりたいのです。働き手が幸せになり、雇い主にも喜びが生まれ、働いた成果は、やがて世の中の誰かの幸せにつながる。負の就労感を断ち切り、はたらくことを起点とした誰もが幸せと喜びを実感できる循環を生み出していきます。はたらくことの可能性が、世の中の希望になる未来を目指して。