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INTERVIEW 社員紹介

ユース.TR 営業部
山中 菜々

心の障壁を越える、
人と人との繋がりを。

インタビューの様子

ビールの売り子と、ユースの派遣の、共通点。

大学時代に打ち込んだのは、ビールの売り子のアルバイト。生まれも育ちも広島県で。家族はもちろんカープファン。幼い頃からよく野球場へ足を運んでいました。そこで目にした売り子の女性がカッコよくて。「重いタンクを背負っているのに、なんて素敵な笑顔なんだろう」と、憧れるようになったんです。売上って、売り子さんによって差が出ることを知っていますか? お客様は、誰からでもビールを買うわけじゃないんです。カープの試合には常連さんがたくさんいますから、顔見知りになって、会話を交わして、コミュニケーションを重ねていく。そういう関係性が築けると、「あなたの一杯」を買っていただけるようになるんです。そんな、人と人との繋がりが、私にとってはやりがいで、何より人としての成長を実感することができました。就活の時期を迎えて「派遣業」という仕事を選んだ理由も、そこにあります。一定の顧客ではなく、商品が中心のビジネスでもない。製造業、物流、オフィスワークなど、幅広い業種の方々と関わり、また様々な価値観の求職者さんと出会うことができる。ユースの派遣業には、私が求めるやりがいと成長があったんです。

インタビューの様子

働きたい人が、働けない世の中なんて。

彼は言葉が滑らかに出てこない、吃音症に悩まされていました。面接もうまくいかず、仕事に就けても長く続かない。「自分は仕事を選ぶ立場ではない」と、希望を無くしていたんです。なんとか自信を取り戻してほしいと、長期で働ける現場を提案。自動車部品を製造する企業へ、無事に長期派遣が決まりました。しかし、ほっと一息ついたのも束の間。「コミュニケーションがとれず、ミスが増えている」と、契約開始から数ヶ月、契約打ち切りの電話がありました。生産ラインでは隣の人との連携が求められ、それが品質や生産量とって致命傷になる。彼の気持ちを考えると心苦しいですが、中立であるユースとしては企業の立場も理解しなくてはなりません。けれど、暑い日も、雨の日も、休まず、遅刻もせず、駅から歩いて20分。「採用してくれるなら、どこでも行きます」と、仕事に対してこれほど真摯な彼が働けなくなるのは、やはり納得できませんでした。「働いてほしい」。そんな一心で、打開策を模索。「真面目な人だから」と、企業さんも応えてくれて、別の部署で採用してくれることになりました。それは彼にとっても今までになかった経験のようで。「自分も変わらないと」と、吃音から逃げず、自ら挨拶や、会話をするようになったそうです。今では、正社員になりたいという目標も話してくれるようになりました。人や企業はそれぞれ色んな障壁を胸に抱えています。その心に寄り添って、双方の理想にどれだけ歩み寄れるか。人と人の繋がりから生まれる「はたらく」の可能性は、まだまだ希望があると信じています。